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表3.3.1.2−3 測地系誤差の測定結果

測定結果
測定位置 測定方法 測地系 緯度 経度 高度 *1
電子研開発部 静止測量 WGS84

日本測地系

35°40’ 51.381' N

35°40’ 39.713' N

139°33’ 39.51'  E

139°33’ 50.646' E

99.56

61.56

単独測量 WGS84

日本測地系

35°40’ 51.370' N

35°40’ 39.711' N

139°33’ 39.035' E

139°33’ 50.630' E

100.28

62.28

地図 *2 日本測地系 35°40’ 39.7'   N 139°33’ 50.6'  E 61.70
八丈島空港 静止測量 WGS84

日本測地系

33°06’ 59.518' N

33°06’ 46.817' N

139°47’ 00.989' E

139°47’ 12.302' E

145.50

102.50

単独測量 WGS84

日本測地系

33°06’ 59.509' N

33°06’ 46.808' N

139°47’ 01.024' E

139°47’ 12.336' E

148.94

105.94

地図 日本測地系 33°06'  46.6'   N 139°47’ 12.1'   E 104.36
稚内空港 静止測量 WGS84

日本測地系

45°23’ 59.140' N

45°23’ 51.377' N

141°47’ 53.323' E

141°48’ 07.510' E

44.90

15.90

単独測量 WGS84

日本測地系

45°23’ 59.090' N

45°23’ 51.325' N

141°47’ 53.495' E

139°47’ 07.680' E

47.80

18.80

地図 日本測地系 45°23’ 51.3'   N 139°47’ 07.0'   E 17.60
与那国空港 単独測位 WGS84

日本測地系

24°27’ 55.068' N

24°27’ 40.080' N

122°58’ 46.762' E

122°58’ 52.218' E

48.10

26.10

地図 日本測地系 24°27’ 34.2'   N 122°58’ 44.4'   E 20.84
*1 WGA84測地系は楕円体高。日本測地系は標高。
*2国土地理院発行1/25000の地図。現地提供地図。

今後の測量の実施:

国土地理院接地の電子基準点を既知点に2次基準点を設置、観測することにより、航空保安施設等の測量の実施予定。

測量精度は1/100秒以内を目標としている。

(観測時間6時間、2セッション等の観測仕様)

 

3.3.2 GPS及びGLONASSの動向調査

3.3.2.1 航技研におけるGPS利用技術に関する研究の現状(第6報:自動着陸実験ALFLEXの例)

航技研は宇宙往還機HOPE(H−? orbiting plane)の開発に必要な技術を得るため、自動着陸実験(ALFLEX,Automtic landing experiment)を96年7月〜8月にかけて実施した。ALFLEXは図3.3.2.1−1に示すよう、HOPE開発に至るまでの軌道再突入実験(0REX,0rbital reentry experiment)、極超音速飛行実験(HYFLEX,Hypersonic flight experiment)に続く3番目の実験で、自動着陸技術の習得を目指したものである。

図3.3.2.1−2に示すよう、宇宙往還機の着陸フェーズは一般の航空機に比べ、不安定または安定性の低い機体を、深い飛行経路から一度で確実に着陸させなければならないという難しい条件がある。そのため、航法システムに対する要求も、精度、信頼性、航法データの種類など高度なものとなっている。ALFLEXでは、GPSの高度利用に関する研究成果を生かして、IMU

 

 

 

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